「値幅から考える逆張り戦略の検討」―ドル円2006年version―
戦略にはいろいろあるが、その分類のひとつに「順張り」と「逆張り」という考え方がある。私としてはどちらかというと逆張りが多い。理想は、トレンドに対する順張りで日内変動に対する逆張り=要するに押し目買い、戻り売りであるが、今年のように日替わりでトレンドが変わる場合、押し目のつもりが高値買いとなり取り残されるといったかんじで、どこをエントリーポイントとするか非常に難しい。そこで、一日の値幅から、エントリーポイントを決めることが出来るかどうか検討してみました。
今年7/13までの全139営業日の平均一日値幅は1.03円、標準偏差は0.39である。大雑把に1.42以上動いた場合、それは動きすぎであり修正が期待できると考えられる。1.42以上動いたのは、23日。139営業日に対して16.55%。一週間(=5営業日)で0.83日。これでは日数が少ないので1.30円以上にしてみると、33日で23.74%。一週間で1.19回。週一回のチャンスをものに出来れば十分と考えているのでこれを対象とした。取引手法によってもいろいろ変わると思うが、私のパターンのひとつで、130p以上動いたら20銭ごとナンピンしていき、50p稼いだら決済。基本的にロールオーバーは一回まで。これが有効かどうか検証してみる。
全33回のうち、この手法で50p抜きが可能であったのは、21回。勝率63.64%である。悪くは無い数字である。
次に明らかな負けは2回。ひとつは5/5。G7ショックの後雇用統計悪化でとどめをした日である。もう一つは5/17。108.97で底を打ち大幅反発した日である。どちらも、後から考えれば危険な香りが充満しており、それを嗅ぎ取る能力が必要であろう。
さて、残りの10回が重要である。これは、翌日50p抜きが出来なかったが±ゼロでは撤退可能な群である。翌々日まで持ち越した場合、50p抜きが可能であったのは3回。±ゼロで撤退できたのが4回。マイナスは3回。撤退の4回はここで撤退しないと痛い目に遭っているのに対し、マイナスの3例は更にロールオーバーしていくと勝てたりしているので難しいが、安全性を考えると翌日に決済すべきであろう。
この手法では21勝2敗10引き分け。もう少し効率のいいポジ取りの仕方もあるのかもしれないのでそれは今後の研究課題にします。
注意点をひとつ。値幅はその年によって違います。今年は昨年より動きが大きいと思いますし、10年前くらいは一日400pくらい普通に動いていたときもあるようです。それが2006年versionと名付けた理由です。
最後にオチをひとつ。私の今年の運用成績は真っ赤っかです(笑
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